2013-11-17

第21回日本山岳耐久レース - DNF

トレイルラン二ングを知った頃、いつかは出てみたいと思ったハセツネ。その気持ちは近年のトレイルランの大会数が増えたことですっかり薄れていたが、今回運よく参加する機会を得ことができスタートをきってきた。
しかし、結果はDNF。事情があって8月9月はほとんど走ることができなかったので明らかな練習不足。それよりも大会に対する意気込みもなくなっていたのがよくなかった。これがDNFの一番の原因だと思う。大会当日の朝には、「あぁ行くの面倒くさい」と独り言を言っていたそうだ(嫁談)。覚えてないけど朝からDNFが決まっていたようだ。

最初で最後と決めていたのでもう出ることはない。完走できなくてとても残念だ。

以下、思い出したことを駄文ながら書いてみる。

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  • スタート〜第一関門(浅間峠)

18時間くらいでゴールできたらいいなあという気持ちだったので、16時間の看板のところに並んだ。練習してこなかったので仕方がない。
スタートしてまわりのペースに合わせて進んでいく。速いペースでは全くなかった。広徳寺を過ぎた後、何という場所かわからないが、前方の渋滞の列が左に曲がっていく様子が見渡せる場所で大渋滞。全く動かず。コース脇で応援をしていた方が「この位置で止まるのを初めて見た」という場所に自分は位置していた。列が動いてしばらくしてからうしろを振り返ると最後尾が見えた。思わず二度見。こんな最後尾に近いところにいたのかと唖然とした。※たしか広徳寺と変電所の間だったと思うがどうだろうか。

変電所脇のロードはバラけて快適。今熊神社到着は40分を経過していた。今熊神社から入山峠までは、ほぼハイキング。何してんだかよくわからない気持ちになった。登りが続いていたが、意外にもどんどん抜かれるかことはなかった。急登を駆け上がる粗いランナーがいるかと思ってたらそんなことは全くなかった。おそらくだいぶ後方に位置していたせいだと思う。

入山峠到着は2時間30分近かったような気がする。階段を登って走れる状況になった後、周りランナーのペースがあきらかに落ちた。それから登りの後に休憩している人が必ずいるようになった。だいたい同じようなスピードで走っている人たちと集団で進み、前に出れそうだったら集団を抜けだして次の集団に加わって走るというのを繰り返した。追い越しのテクニックはないので無理な追い越しはしていない。声をかけると前に行かせてくれる紳士淑女が多かった。

すっかり暗くなってから第一関門到着。5時間くらいで着いたらいいなと思っていたらとんでもない。6時間を過ぎていた。※あとで確認したら6時間は過ぎていなかった。静かな関門なのかと思っていたら、あまりにも多くの選手が休憩していて驚いた。



  • 第一関門(浅間峠)〜第二関門(月夜見駐車場)DNF

第一関門はノンストップ。風が出てきて肌寒いなと感じたときに、少し広い場所でストップ。ウィンドジャケットを出したり、補給食を採ったりした。しばらくすると暑いんだか寒いんだかよくわからず脱いだり着たりして無駄な動き繰り返してしまった。
登りは心拍数を一定に保ち、苦しくならないように注意して淡々と登っていった。第一関門以降、登り途中で座り込んでしまっている選手が目立つようになったきた。心配な感じの選手には声をかけたりして反応をもらう。ぶっ倒れている選手とかは、もう何というか、どうしていいかわからない。

走れるところはゆっくりでも走る。何度か転びそうになりながらも1番いい時を過ごせたと思う。暗闇がとてもきれいだった。

三頭山でも第一関門のようにたくさんの選手が休憩していてまた驚く。

どの辺かは覚えていないが、ハイドレーションパックが空になった。第二関門4km手前の鞘口峠で立ち止まり、持っていたペットボトルの水ガブ飲み。鞘口峠直後の急登の後はずっと下りだと思っていたので、月夜見駐車場直前の上り下りの繰り返しが精神的につらかった。

第二関門には10時間過ぎに到着。スタートする前からリタイアするならここだなと考えていたので到着して満足感を得る。それから、あと7、8時間(そんなにかからない?)も行動するのかと億劫になってしまいあっさりリタイア申告した。


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その他感想

✓どの大会もそうだが、みんな前方へ前方へ並ぶのが当たり前なんだから12時間の看板に並ばなくてどうする。

✓ウェアリングが相変わらず下手くそ。

✓急登のたびに休憩している人をたくさん見かけた。参加者が多いので余計に目立つ。第一関門まで我慢できずに飛ばしてしまい死に急いだんだと思う。ただ、それでも彼らのほとんどが完走しただろう。正直すごいと思う。ゴールできればいいのだ。

✓帰宅してからレース速報を見たら、第一関門では1600数十位で通過、第二関門で1200数十位くらいだった。あれだけ途中で休んでいる選手がいたら400人くらい抜かすか。だとしてもめちゃくちゃなレースだと思った。あり得ないでしょ、普通。

✓第二関門に着いた時、補給食の量が結構少なくなっていた。もう少し量があれば多少やる気が出たかもしれない。あのままレースを続けても補給が足りていたかどうか考えさせられる。

✓今回はどうだったかわからないが、何度補給で失敗すればいいのだろう。いい加減「トレランレースは食べる競技である」ことを理解したい。←よく見習ってこういう楽しいレースにしたい。

✓選手マーシャルの存在を初めて知った。選手とマーシャルの役割を持って走るとはすごい。ただ説明責任が不明確になりそうだがどうだろうか。

✓始発電車を待つのに体育館入ったが、シュラフを持ってくるのを忘れてて困った。エマージェンシーシートが大活躍。

✓小学校の体育館の外に荷物を置いていたが、盗られることがなくてよかった。警備員のおかげ。

✓立川駅構内の「長田本庄軒」が美味しかった。初めて知った飲食店だが、調べてみると経営は丸亀製麺と同じようだ。

✓5年前にスタートを見学しにきてわかっていたつもりだが、すごい熱気のある大会だと再認識した。全国からたくさんの選手が集まるのもわかる気がする。スタートの雰囲気を思い出すとチャンスがあったらもう一度チャレンジしたい気持ちが湧いてくる?

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