2016-11-27

『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』



1年前に復刊された本なので今さら感があるが、すごく面白かった冒険記なので投稿しておきたいと思う。
本書は、シンガー・ソングライターの峠恵子が「人生がひっくり返るような苦労をしてみるのだ! 」と、たまたま本屋で手にした雑誌に載っていた探検隊員募集の広告をみつけて応募、それで冒険に出ちゃう というとんでもない冒険記である。
まあとにかくめちゃくちゃな冒険で、解説の高野秀行は「これは日本冒険界の寄書中の奇書である」と書いている。この本を読んで冒険したい!って思う人はおそらくいないだろう笑。しかしながら、”隊長”が著者とのやり取りで感動するようなことを言ったりしてて、この感動が旅の良さならば冒険したいと思う人がいるかもなと思ったりしてしまうのであった。

巻末特別収録に「対談:峠恵子×角幡唯介」がある。(隊員のひとり”ユウスケ”はあの”ユウスケ”なのである。)



↓この人があんな旅をしたなんてにわかには信じがたい…。